5分でわかる日新製鋼

1stの挑戦

「鉄は錆びる」。鉄鋼メーカーの多くが「鋼板をいかに錆から守るか」という問題に取り組んできた。 その原点とも言えるのが、亜鉛めっきである。 国内初の民間亜鉛鋼板メーカーである亜鉛鍍株式会社(1911年創業)を源流のひとつとする日新製鋼は、1965年、めっきの付着量を均一にする「ガスワイピング法(YG法)」を開発。 この画期的な技術は、亜鉛めっきの品質向上に大きく貢献し、他の鉄鋼メーカーへの技術提供も行った。 今日では、亜鉛をはじめアルミや銅などの様々なめっき鋼板を開発。 2000年には、世界で初めて亜鉛・アルミ・マグネシウムの合金による高耐食溶融めっき鋼板ZAM®を販売するなど、常に時代やユーザーのニーズに的確に応える技術や商品の開発にチャレンジし続けている。

めっきポット

溶けた亜鉛から鉄版が引き上げられていく。
(めっきポット)

また1958年には、日本で初めてステンレス冷延鋼板の量産化を実現。国内初の広幅圧延用センジミア・ミルを導入し、安価で高品質なステンレスを大量生産し、ステンレスを人々の暮らしに身近な製品へと広めることに大きく貢献した。 こうした当社の技術は、今や日本の鉄鋼業のコアマーケットである薄板部門をリードしている。

ステンレス用センジミア・ミル

ステンレス用センジミア・ミル。
(周南製鋼所にて)

めっきからはじまる一世紀にわたって培われた優れた表面処理技術、特殊鋼やステンレス鋼などの幅広い製品開発、国内有数の生産技術。 日新製鋼の今日を形成する高い技術力は、時代の魁(さきがけ)として邁進してきたことの表れである。 このことが、高炉4社の中にあって独自のポジショニングを確立している。 さらに、ステンレス分野における総合力(技術・開発力、販売力、収益力)国内No.1の地位を確立し、グローバル・ステンレストップメーカーへの飛躍を図るため、2014年4月、日本金属工業と完全統合し新生「日新製鋼」としてスタートしている。
■「ZAM」は、日新製鋼株式会社の登録商標です。

冷間圧延されたステンレス

冷間圧延されたステンレス。
表面の光沢を保護するための紙と一緒に巻かれていく。

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