海外活動

人と技術でグローバルな ビジネスを展開する日新製鋼

世界は今、ボーダレス化が一層進み、ビジネスマップは刻々と変化しています。 特に今日の中国の発展には目を見張るものがあります。 日新製鋼では、こうした状況をいち早く捉え、ステンレス・表面処理などの得意分野において世界各国への技術協力などを行うとともに、北米、欧州、中国、インドに合弁会社を設立してきました。 直近では、2011年に営業生産を開始したステンレス冷延の合弁会社「バル・ステンレス社(マレーシア)」、2014年に生産開始した銅めっき鋼板事業の合弁会社「日新製鋼(南通)高科技鋼有限公司(中国)」、2016年に生産開始した特殊鋼圧延合弁事業会社の「浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司」を設立するなど、成長が見込まれる海外マーケットの捕捉を着実に進めています。

また、国内ユーザーの生産拠点の海外シフトに伴って、現地での鉄鋼素材の調達に対するニーズが高まっています。 そこで、鋼材需要の拡大するタイ/バンコク(2004年)と中国/広州(2005年)、北米/シカゴ(2006年)に新たな海外事務所を開設。 関連会社や協力企業と共に最適な供給体制づくりに取り組み、国内と変わらぬ品質とサービスを提供しています。

海外活動

  • 販売拠点

    NISSHIN STEEL USA, LLC / NISSHIN STEEL ASIA PTE. LTD. / Nisshin Steel (Thailand) Co., Ltd.
    日新製鋼(上海)鋼鉄商貿有限公司 / 日新製鋼(上海)鋼鉄商貿有限公司 広州分公司

  • 事業拠点

    ACERINOX, S.A. / ANS STEEL TUBES LIMITED / TUBIFICIO DI TERNI S.p.A.
    Bahru Stainless Sdn. Bhd. / 日新製鋼株式会社 / Nisshin Automotive Tubing LLC
    Wheeling-Nisshin, Inc. / NISSHIN METAL SERVICES(M)SDN. BHD.
    寧波宝新不銹鋼有限公司 / 結進日新精密金属股份有限公司 / 台湾日新結進精密不銹鋼股份有限公司
    日新製鋼(南通)高科技鋼板有限公司 / 浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司

  • コイルセンター

    長富不銹鋼中心(蘇州)有限公司 / 天津日華鋼材製品有限公司 / 日鴻不銹鋼(上海)有限公司

  • 出資先子会社

    Columbus Stainless(Pty)Ltd. / North American Stainless, Inc.

国内の生産計画と世界の需給バランスを考えた輸入業務

日新製鋼の製品原料である鉄鉱石や石炭、クロム、ニッケルなどは、そのほとんどを海外から調達しています。 生産計画に合わせて品質や数量、価格などを決め、購買契約を結び物流手配までを行う。 こうした輸入業務を一手に担当しているのが購買部です。 常に世界情勢や経済・為替の動向などを見据え、的確な調査・予測・判断が必要とされており、産出現地への視察も少なくありません。 近年では、輸入国へと転じた中国の台頭による需給のタイト化や、原料の高騰、物流コストの増大などの問題もあり、よりグローバルな視点での情報力と対応力が必要とされています。

アジア圏を中心に積極的に展開する輸入業務

日新製鋼では、ステンレスをはじめ、普通鋼、特殊鋼などを商社のネットワークを通じて海外へ販売してきました。 特にステンレスの輸出比率は約2割となり、収益の確かな柱として育ちつつあります。 さらに、ユーザーの海外移転やアジア圏経済の発展により、巨大マーケットである中国をはじめ、香港、東南アジアへの輸出が着実に増えています。 中国に設立した合弁会社「寧波宝新不銹鋼」も、安定的なホットコイル製品の供給先として大きく成長し、今後の事業拡大とともに高い配当リターンが期待されています。

そこで、2006年には、「寧波宝新不銹鋼」で冷延されたステンレス鋼製品を販売する「日新製鋼(上海)鋼鉄商賀有限公司」を現地法人として設立。 上海における中国の拠点として、海外を含めたグループ全体の販売力の向上を図っています。 また、共同出資会社である「上海宝鋼集団」との関係を活かした中国ステンレスマーケットの創造を構想中です。

人を育て、世界ネットワークを構築する海外事業・海外技術協力

他の鉄鋼メーカーに先駆けて、世界各国への技術協力を展開してきた日新製鋼では、そのネットワークを活かして北米、欧州、中国に次々と合弁会社を設立してきました。 1970年に設立したスペインの「アセリノックス社」をはじめ、表面処理鋼板を製造・販売する米国の「ウィーリング・ニッシン社」、北米において自動車用ステンレスパイプの製造・販売を行う「NAT(Nisshin Automotive Tubing LLC)社」、そして発展著しい中国では、「寧波宝新不銹鋼有限公司」とコイルセンター2社などの設立に参画。 2007年には、自動車用鋼管を製造・販売する「エーエヌエス スチール チューブ社(ANS STEEL TUBES PRIVATE LIMITED)」をインドに設立し、2009年からはマレーシアにおいて「アセリノックス社」とのステンレス冷延の合弁事業(Bahru Stainless Sdn. Bhd.)を推進しています。

多大な投資、業界トップクラスの技術とノウハウの提供、それに伴う社員の派遣など、多くの時間と労力が費やされましたが、先見性が実を結び、どの合弁会社も今や各国を代表する企業として成長しています。 さらに、中国第一の鉄鋼事業グループである上海宝鋼集団と、共同事業などを話し合う経営幹部交流会も実施しています。

こうした、人と人との交流による海外ネットワークの強化や社員の成長は、企業の将来を担う大きな財産となっています。 日新製鋼では、これからも国内のみならず、海外活動を通じて社会に貢献し、ビジネスの輪を拡げていきます。