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当社では、家電・器物用途向けに各種プレコート鋼板を販売し、ご好評いただいておりますが、このたび、500℃の耐熱性を有し、プレスや曲げなどの成形加工が可能なプレコート鋼板を開発し、他に先駆けて商品化いたしましたのでお知らせいたします。
プレコート鋼板は、塗装工程省略によるコストダウンと生産性向上、環境負荷低減
(塗装工程での廃棄物や排ガスのゼロエミッション化)などのメリットがあり、広く使用されておりますが、従来のプレコート鋼板では塗膜を高温に曝すと塗膜成分の酸化や熱分解が生じることから、耐熱性は100℃程度までで、使用塗料成分を耐熱性の高いものに変更しても300℃程度が限度でした。
また、加工面では、家電、器物用途向けのプレコート鋼板は、プレス成型や曲げ加工などの加工が施されるため、加工時に塗膜が下地鋼板の変形に追従し、塗膜が剥離しないように設計する必要がありますが、ポストコート塗膜(後塗装塗膜)で300℃を越える耐熱性を有するものはあるものの、硬く、割れ易いことから塗膜が下地鋼板の変形に追従できず、加工時に塗膜が剥離するという欠点があり、プレコート用塗料としては使用不可能でした。
オーブン電子レンジ、ファンヒーターなどの加熱(調理、暖房)機器には300℃を越える高温部位があり、これらの高温部位でも使用可能なプレコート鋼板の開発が望まれていたことから、当社はこれらのニーズにお応えするため、500℃の耐熱性を有し、しかも成形加工が可能な耐熱プレコート鋼板を他に先がけて開発し、初めて商品化したものであります。
本開発の耐熱500℃プレコート鋼板は、耐熱性と成形加工性を有し、加熱時に臭気、煙、有害ガスの発生がなく、室温から500℃までの広い範囲で安全に使用いただけます。
また、耐食品汚染性、耐食性、塗膜密着性、耐洗浄性、遠赤外線放射特性、脱臭性、黒色意匠などの優れた性能を有しています。以上のような性能は、当社独自の配合のバインダー、顔料および耐熱性に優れた下地鋼の溶融アルミめっき鋼板の組み合わせにより達成しております。
本耐熱プレコート鋼板は家電メーカーでオーブン電子レンジ用材料として採用されており、ご好評をいただいております。当社といたしましては、今後さらに家電機器をはじめ、これまでプレコート鋼板では対応不可能とされていた高温使用の用途に対して、広く拡販していく所存です。
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