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トップコミットメント

社会にとって有用な存在であり続けるために

はじめに

本年4月に代表取締役社長に就任いたしました栁川欽也でございます。当社が本年3月13日をもって新日鐵住金グループの一員となり、事業構造改革のスタートを切るという大きな節目に重責を担うこととなり、身が引き締まる思いです。みなさまには引き続きのご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

厳しさを増す鉄鋼事業環境

現在、米国や欧州はじめ諸外国において、政治や経済の前提となってきた既存の秩序や枠組みを見直す動きが生じるなか、自由貿易体制の足元にも揺らぎが生じ、グローバル化を通じて成長を遂げてきた世界経済の先行きに不透明感が強まっています。

鉄鋼業においても、国内では目下のところ鋼材需要は底堅いものの、中長期的な人口減少による市場規模縮小の懸念は拭えません。海外に目を転じても中国をはじめとする生産能力過剰問題の解消には時間を要する懸念が高く、国内外とも事業環境はますます厳しくなるものと覚悟せざるを得ません。

如何なる環境のもとにあっても、私たち日新製鋼グループは経営理念に掲げる「お客様中心主義」の大原則を遵守し、自らの使命である「鉄を通じてお客様の夢と理想の実現をお手伝いする」ことに真摯に取り組むことを通じ、新日鐵住金グループとのシナジーともあいまって、強固で磐石な企業体質の構築を追求してまいります。

事業継続の大前提

当社が事業を継続していくため、社会から信頼を得られる存在であることが大前提です。「安全の絶対確保」、「設備事故の徹底抑止」、「環境負荷の低減」、そして「コンプライアンスの徹底」は、当社における最も重要な組織運営の基本としてすべてに優先して取り組んでまいります。

その基盤の上に、当社の「企業行動基準」で定める10の原則、およびそれを実践するための「行動規範」および「コンプライアンス宣言」をグループ社員の業務遂行のなかに浸透、定着させ、実践をさらに確かなものにしてまいります。

こうした取組みを通じ、日新製鋼の社名の由来である「日々新たに、又日に新たなり」の精神を発揮し、自らの変革に果敢にチャレンジすることで、常にステークホルダーのみなさまから信頼され、選ばれ続ける企業を目指します。

お手元の日新製鋼CSR報告書2017年版には、以上申し述べた事業環境の変化に対応する当社の取組みや、社会やお客様はじめステークホルダーのみなさまとの関わりについてご紹介させていただいております。広く社会のみなさまに当社グループの真の姿を知っていただく一助としていただければ幸甚に存じます。

ご一読いただき、忌憚の無いご意見、ご感想を頂戴できますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 三喜俊典
(2017年12月発行時)