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4つのコア製品 ー日新製鋼グループの高付加価値製品戦略ー

日新製鋼グループは、24号中期連結経営計画(24号中計)において、「ZAM®」「特殊鋼」「ステンレス」「カラー鋼板」の4分野をコア製品として指定しました。
これら4分野は収益率が高く、エネルギー、医療・福祉・介護、海外マーケットといった成長が期待できる分野でのニーズが高い製品群です。グループ一体となって、需要創造とソリューション提案の強化により、コア製品の売上比率を高めていくことで、持続的な発展を遂げることを目指しています。

日新製鋼グループのコア製品

ZAM®

ZAM®は、2000年5月の本格販売開始以来満15年が経過し、住宅用構造材や自動車・太陽光発電用架台向けなど幅広い分野で2015年度も引き続き好調な販売実績をあげています。塗装性・低光沢性を向上させた新シリーズである「ZAM+®(ザムプラス)」をラインナップに加え、多様化するお客さまのニーズにきめ細かく対応することでさらなる拡販に取り組んでいます。国内の受注高は約6万トン強/月で推移しております。また、アメリカにおける表面処理鋼板の製造・販売子会社であるWheeling-Nisshin, Inc.(ウィーリング・ニッシン)もZAM®の生産・販売量を順調に伸ばしています。今後はグループ全体で月産10万トン体制の実現に向け、さらなる増産を可能にするため、各製造拠点における生産能力の増強や操業改善の検討を進めていきます。

Wheeling-Nisshin社 ザムプラスロゴマーク

ステンレス

周南製鋼所「No.2連続鋳造設備」 周南製鋼所全景

ステンレス分野では、統合シナジーの目玉である周南製鋼所製鋼設備のリフレッシュ工事が完了し、No.2連続鋳造設備が稼働を開始しました。コイルの大型化および製造可能範囲の拡大や品質・生産性の向上などのメリットを早期に実現し競争力強化に取り組んでまいります。また、周南製鋼所と衣浦製造所を統括するステンレス製造本部を新たに設置。生産・品質・コストの全般において両事業所の一体運営を加速し、新たな生産体制の早期戦力化と統合シナジー効果の確実な具現化に取り組みます。

特殊鋼

特殊鋼分野では、お客さまの品質ニーズ高度化に対応する高清浄度鋼の製造を可能とするべく、呉製鉄所に導入した新精錬炉(LF設備)が2015年10月に操業を開始しました。さらに、特殊鋼需要の拡大が見込まれる中国では、アメリカの特殊鋼メーカー等との合弁会社として2014年7月に設立した浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司が、2016年7月より操業を開始しました。日系および欧米系自動車メーカーを中心とした現地調達化ニーズに応える供給体制を整備し、当社グループにおける海外事業の新たな柱に成長させるとともに、呉・LF設備との相乗効果により国内外での特殊鋼マーケットの拡大を図り、特殊鋼ブランドの一層の向上を目指します。

呉製鉄所全景 浙江日新華新頓精密特殊鋼有限公司

カラー鋼板

施工例(くしびきグラジェット®) 日新製鋼建材のコンセプト(4つのNo.1!)

カラー鋼板分野では、グループ会社の日新製鋼建材(株)と共同で開発した金属外壁材「セリオス®サイディング」シリーズの販売が引き続き好調を維持しています。また、新たに開発した印刷技術を用いた「グラジェット®」シリーズは、従来の金属外壁材に比べて格段に向上した意匠性が高く評価されています。

日新製鋼建材(株)は、2016年4月に当社の塗装・建材事業とグループ会社の日新総合建材(株)を集約・統合して発足した新会社です。今後もグループ会社が得意とする加工・成形技術と当社の素材開発力の融合による積極的なソリューション提案を通じて、高付加価値製品の市場拡大に努めていきます。

日新製鋼建材のコンセプト(4つのNo.1!)

2015年度のコア製品の概況

2014年4月1日の3社合併を機に、収益改善を一層確実なものにするため、グループ一体となってコア製品の拡販に取り組みました。

製品の多層化と需要開発・ソリューション提案の強化により、製品比率は24号中計通りの順調なペースで推移しています。また、ZAM®や特殊鋼の販売は着実に売上げを伸ばし、当初計画を上回るペースで進捗しています。今後も、お客さまのニーズに応える高機能製品を機動的に開発し、マーケットに投入することで、新たな需要開発とマーケットの創造による収益拡大を推進していきます。

日新製鋼グループのコア製品